このままマンガ渡してバイバイなのかな?
なんか、さみしいな…

「どうする?どっか行く?」

え、いま裕吏からきいてくれた。
うれしい。

「えっと、わたしはどこでも…」
「うーん、じゃあとりあえずまわってみっか」

そう言って歩き出す裕吏。

わたしと歩くのいやじゃないかな?

とか心配して少し後ろを歩いていると、裕吏が近づいてきて横を歩いてくれた。

そんな些細なことがうれしくて、たぶん頬が緩んでたと思う。