キミへ。 ~背中の『2』~



ガチャ。

「お待たせしました。」


「夕輝、ごめん。あたし帰る。」

「は!?だってお前…、何あったか言えよ!」

「夕輝には言いたくないよ…。」



ダダダ。

階段を駆け下りて、家を飛び出す。

あぁ、今日何回泣いてるんだろう。



結局、あの女の子が誰なのかも聞かずに飛び出して来ちゃった。

ううん、聞きたくない。



なんでこの時間に夕輝の家にいるの?

夕輝はランニングしてたのになんで家に?

当たり前のように寝泊まりしてるの?

なんであたしにキスしたの?



もう何も考えたくない…。