安心した幸せな気持ちで目を閉じたとき、思い出した。 『夕輝くんて、誰かと付き合ってる…?』 こんなとこ、もし彼女が見たらどう思う? 「夕輝、あたしもう大丈夫だから、授業戻んなよ。」 「は?お前寝るまでいるし。」 そうやって、優しくしないでよ。 あたし、辛くなるだけだよ…? 「大丈夫。あたしもう、夕輝が隣にいなくても、大丈夫だよ…。」