総兄は困惑したように、目を泳がせながら答えた。
「いや、正直俺もよく分かんねーんだよ…………」
「分かんない?」
「あぁ。けど俺は何もしてないからそう睨むなよ」
そこから総兄は真生が泣き出すまでのことを話しだした。
「………別に普通にいつもどおり帰ってただけだよ。帰ってきたら真生のアパートの下に立っている男がいてさ、そしたら…………」
私はガタンっとブランコから立ち上がった。
やっぱり私と保の考えは当たっていたんだ。
真央が泣くぐらいの人でここに来る男。
そんな男、私が知る限りたった一人。
やっぱり動いたんだね、小菅敬大…‥!



