「何かしたところであいつにはなんともないよ」 頭がいっぱいいっぱいで保に返事するのさえやっとだった。 「でも、茜っ!!」 「っごめん!! ………今日は帰るわ」 「え? は?!? おい、茜!!!」 後ろからの保の呼びかけには答えずに、すぐに更衣室へ駆け込む。 道着を脱ぎ捨て制服に着替え、ろくにたたまず道着をかばんにつめこんだ。