「茜っ!!びっくにゅーす!!びっくにゅーーす!!!」 高校二年生、十月。 高校生活の半分を全うした頃。 私の唯一の心友、神崎真生(カンザキマオ)が 「あたし!好きな人できた!!」 爆弾発言を落としたのは、何のへんてつもない朝のことだった。 急に何を言い出すかと思えば……… 「は?!好きな人ができたぁ?!」 普通驚くだけで終わるものなんだろうけれど、私たちは少し違う。 私たちがというか真生が普通と違うというのは………