運命をさがして

え?意味わかんない。

「どういう事?」

「もう会えないから、いない。」

つまり、もう会えないけど、諦めきれないってことか。

「なんで、会えないの?あきらめきれてないんだから、なくなったわけじゃないでしょ?」

「鋭いな。そうだよ。もう会えねーのは、どこにいるかもわからないから。それに・・・」

「何?」

「お前、信用できそうだしいいか。人に言うなよ?」

「おれ、一部の記憶をどうしても、思い出せない。消えているっていたほうがいいかも。脳の病気で手術したから。だから、顔とか名前はわからないから、会えてもわからない。」

だから、真夏のことを覚えてなかったんだ。わたしのことも。

「なんか、冷静だな。真夏とか、結構おかしかったのに。」

「うん。そんなには。だって、記憶が消えてるとかいっても、大して生活に影響なさそうだし。でも、それに縛られてるんでしょ。」

「そこまで読まれてんだ。」

苦笑いされた。