運命をさがして

side 姫菜乃

放課後

遅いな―真夏。

・・・・でも、今は何となく会いたくないから、ちょうどいいかもしれない。

向こうから恭君が歩いてきた。真夏のことも忘れてたし、今話しかけても、は?ってかんじだろうなー。

「おい、お前さー、真夏といつも一緒にいる奴?」

え?私?びっくりしたー。

「うん。そうだけど。」

冷静を装って答える。

「真夏、さっき早退したから、いないよ。」

え?何でかな?

「え、何かあったの?」

「熱出したみたいで。」

大丈夫かな。あとで、ラインしよう。

「わざわざありがとう。あと、いつも真夏がお世話になってます。前も助けてもらったみたいで」

恭君と話せることなんか、めったにない。とにかく会話を終わらせたくない!

「ああ、別に。」

・・・・沈黙。これまでか・・・・・

「なあ、途中まで一緒に帰らねえ?暇だし。」

「う、ん。おっけー。」

うわー、やったー!