運命をさがして

「はい。真夏、荷物まとめるから、とりあえずボーっとして待ってて。」

「え、悪いよ。」

「いいって。本当は授業サボりたいのもあるから。」

後半部分を小声で言うまみちゃん。じゃあ、お言葉に甘えて。

しばらくボーっとしていると、まみちゃんが声をかけてくれた。

「真夏、行くよ。先生、三田さんを保健室まで連れて行ってきます。」

先生がうなずいたと同時に、まみちゃんに引っ張られた。

教室ドアを閉める。

「ありがとね、まみちゃん。」

「いいよ。どうせ私、授業さぼりたいだけだから。」

・・・・ごめん、まみちゃん。さっきちょこっと、この人が恭君だったらって思っちゃいました。