運命をさがして

「おはよー。まみちゃん。」

いつものように、まみちゃんに挨拶する。

「ああ、おはよー、真夏。
今日はなんか、テンション高いね。」

やっぱそう見えるか。

「あははは。それ、姫菜乃ちゃんにも言われた。」

「姫菜乃ちゃん?」

そうだ、紹介してなかった。

「あ、姫菜乃ちゃんっていうのは、私の友達。ずっと一緒にいるから、すっごいお世話になってるんだ。入学式で代表挨拶やってた子。」

「え、あの子、学年一の秀才だよね・・・。そんな人と交流あったんだ、真夏。今日昼休みに会いに行ってもいい?ついてきてね。おねがい。」

すごい勢いだな。

「うん、オッケー。」

「よし。じゃあ、よろしく。」

まみちゃんと姫菜乃ちゃん、仲良くなれるといいな。