運命をさがして

side 姫菜乃

一時間ぐらい前。

恭君か・・・。だれも知らないだろうけど、私だって、好きだった。ううん、好き。

彼のことを知ってから、ずっと。

真夏があきらめてからも。

言ったほうがいいかもしれない。少女漫画とかだって大体そうだし、正しいことなんだろう。

でも、私にはできない。真夏はきっと、すぐに彼を好きになる。

ていうか、たぶん再会した瞬間から再熱してると思う。

本人は気付いてないけど。

私が言ったら、そのときに気付くだろう。

そして、抑えこむ。気が弱いのもあるけど、優しいから。付き合い長いし、わかってる。

わかっているのに、言えるわけない。

言わない。絶対に。

真夏を、応援する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。