運命をさがして

ベッドの上で、ひたすら考えた。

あれは、私だよね。思い出してるのかな。

私のことを、記憶の中で探そうとしてるのかな。

そうだと、嬉しい。好きではなくても。なんたって、初恋の相手だもん。

うふふふふふふ。

変な笑いが出る。浮かれすぎー、私。ふふ。

人格がくるってきた。落ち着け。

あ、電話。姫菜乃ちゃんだ。

「はい。」

「真夏、起きてた?さっき、友達に聞いたんだけど、恵那に会ったの?」

声が怖い。

「別に、望んで会ったわけじゃないよ。最悪だけど、偶然会って・・・・。
住所と学校聞かれた。」

「答えてないよね!?どうなったの。」

いつも冷静な姫菜乃ちゃんが、声を荒げてる。

「どうしようってなってたら、あの、恭君が助けてくれた。」

「はあ?なんで。」

「なんかヤバイって見抜いてて・・・・。」

「へー。すごい。」

「で、明日から、姫菜乃ちゃんと別れてから一緒に帰るってなって・・・・・。」

「よかったじゃん。じゃね。」

切れた。最後らへん、姫菜乃ちゃん冷たかった気がするけど、気のせいだろう。

眠い。