運命をさがして

沈黙。何分たったんだろう。

頬に当たる風が気持ちいい。

この時間がずっと続けばいいのに。でも、たぶんあと5分ぐらい。

いや、そんなん思ったら、私が恭君のこと好きみたいじゃん。こないだ終わらしたのに。

それに、まだ判断材料が少ない。

一回助けてもらったぐらいで、恋にするのは、軽い気がする。

でも、好感度は世界中のどの男子より、高い。ああ、またへんなことを。

「どうした?さっきから、頭ガンガンしてるけど。」

ヤバ、気付かないうちに、首ふってた。

「ごめん。ちょっと頭がパンパンで。」

「・・・・似てる。」

「え?」

「いや、顔も名前も覚えてないけど、昔いた女子も、こんなことやってた気がする。」

もしかして・・・・。私それやったことある・・・・。

「ねえ、その人のこと、教えてもらっていい?」

「ああ、えっと・・・・。」

「あ、そこ、家。」

「おっと。はい。また明日」

「う、うん。ありがとう。」

走り去っていく。

聞きそびれた・・・・。