運命をさがして

「え、でも、私なんかといたら・・・・。勘違いされるよ。」

「別に、彼女いないし。」

「あのさ、おれのこと、姉貴から聞いたんだろ。
おれ、別に心閉ざしてないから。ってか、あんな言われるなら、とことん人と話す。」

「聞いてたの?」

「うん。」

「そっか。でも、お姉さん、心配してた・・・・」

「知らない。そこは、家庭のこと関わるから、聞かないで。」

「ごめん。」

気まずい・・・・。話変えなきゃ。

「ね、ねえ。なんで、恵那がやばいって分かったの?」

「ああ、あいつ、変な奴らと夜中にコンビニの前でたむろってた。
そんでからまれた。バカっぽいし覚えてないんだろーな。」

「へー、って恭君も夜中コンビニ行ったの?!
だめじゃん。つかまるよ。」

「うるさい。お前ふみこみすぎ。何、こないだ会ったばっかなのに。」

「ご、ごめん。」