運命をさがして

「真夏の・・・・・彼氏?そんなとこ。」

え、恭君・・・・。

「まーちゃん。へー。恵那、リア充嫌いだから。
永遠にばいばい。その前に・・・!」

恵那ちゃんが腕を振り上げる。殴られる!

「乗って!」

恭君に引っ張られて、荷台へ。そのまま逃げる。

「つかまってて。」

腕を掴まれて、恭君の体へ。

あの、これって、私抱きついてます?

きゃーーーーーーーーーーーーーーー。

お、お礼を。

「あの、ありがとう。助けてくれて。」

「別に。」

超、ぶっきらぼう。

「明日から気をつけろよ。あいつ、たぶん相当やばい。
おれ、今はチャリだけど、どーせ電車一緒だし、一緒帰ろ。
友達と別れるとこで待ってっから。」