運命をさがして

「ないない。」

そんなことを話して、姫菜乃ちゃんと別れた。

歩いていると、誰かにぶつかった。
 
「すいませ・・あ・」

「久しぶりじゃん、まーちゃん。」

最悪。とうとう会ってしまった。

佐藤恵那ちゃん・・・・。中学は、この子のせいで悪い思い出ばっかだ。

3人でつるむようになったのは小6。アニメがきっかけで。

最初はよかったけど・・・・

あとで本性を現した。

姫菜乃ちゃんを無理やり悪い道に連れて行って、まわりの人から誤解されて、信頼とか、たくさん失わせたのに、
「あはははは!おめでとー。これで恵那と仲間。」
この一言。それで姫菜乃ちゃんブチぎれて、努力しまくって、普通になれるように頑張った。

姫菜乃ちゃんを失って、次のターゲットは私。

ドS行為と称する日々の嫌がらせ。

お金を貸したら、借金踏み倒し。カラオケで返すとか言い出す。

変な本も、きもいマンガも見せられた。それで周りから変態扱い。

極めつけは、わたしのことを彼女扱い。あんた、女だよねと思った。
冗談だか知んないけど、周りは誤解。姫菜乃ちゃんとも絶好になりかけた。

中2になって、恵那ちゃんが不登校気味になるまでは、毎日が最悪だった。

そのあともたまに出てきては、いろいろと・・・

だから、私を心配した両親が、家を引っ越した。それで、電車通学で、前住んでたところの学校にに通ってる。

最悪。ホントにヤだ。