なんで・・・・。なんで。

「そんなの、しんじられないよっ」

だって、変わったんだよ?全部が。

「信じてよ。変わったとかいってるけど、やさしいとことか、かわいいとことか、そのまんまだと思うけど。たしかに、同じってわけじゃない。でも、俺が魅力を感じるところは、全部残ってる。」

「変わってしまっていたとしても、全部受け入れるから。全部が、好きだから。」

そんなこといって・・・・

そんなこと言われて・・・・

「でもっ・・・」

言葉をつなげることは、できなかった。

苦しいくらいに、抱きしめられた。目をあけると、病院の白い服の布がどアップにあって。

ちょっとゆるんだと思ったら、

そのまま、言おうとしていた言葉を、唇で受け止められた。

抗うことは、できなかった。

どんなに意地を張っても、うそでコーティングしても、本当の思いは、隠しきれませんでした。

これが、答えなのかな。