3日なんてすぐたった。

あれから、毎日お見舞いは行ったけど、恭君が目を覚ますことはなかった。

よかった・・・・というのが正直な思い。最低だね、私。こんな自分に腹が立つ。

今日はもう、手術の日。学校は休んだ。

恭君が私のせいで死ぬかもしれない恐怖とか、ふられたショックとかいろいろで、感情がマヒしている感じがする。

ランプがつく。

恭君が死んでしまったら、このランプは私の頭から一生はなれないんだろうな。

今できるのは一つ。祈るだけ、。




5時間ぐらい経っただろうか。ランプが消えてなかからひとがでてきた。

「成功しました。記憶は、戻ると思いますが、今の時点では断言できません。が、ほとんどの確率で戻りますよ。」

よかった・・・・

「ありがとうございました!」

いつの間にか来ていた篠本先生が頭を下げる。

ストレッチャーっていうのかな?それに乗せられて、恭君が運ばれていく。

「意識は、麻酔が切れるまでないですが、明日の午後には目覚めていると思います。」

そっか、明日の午後か・・・・

放課後、行かないとな・・・・・