運命をさがして

「そんなこと・・・・俺のやつあたりだから、気にしな良くていい。悪かったな、ごめんほんと。」

いや、悪いのはわたしだよ。

「それより、さっき聞いたけど、お前が来てくれてたんだろずっと今日まで。家族じゃないのに・・・。」

そんな声出さないでよ。こっちがつらい。

「そんなの、あたりまえだよ。私が招いたことだし。ほんとうに、わるいと思ってるから。だから、責任とらせて・・・・・おねがい!」

涙も止まって、やっとまともに話せるようになった。

腕の力が弱まったのでソロっと抜け出して、恭君をみる。

「・・・・そんなにいうんなら。じゃあ・・・・俺が今から言う事を聞いてからも、今までどおりにしていてほしい。」

ああ、あの返事か。もう、覚悟を決めなきゃな。

「いいよ。言って。」

「真夏とは付き合えない。ごめん。前に話したろ?手術したら、あの子のこと思い出せるかもしれない・・・・!だから、ごめん。」

「でも、お前は俺にとって、目の前にいる人間の中で、1番大事な人だった。恋じゃなくても。だから、これからも、友達として、・・・・そばにいてほしい。だから・・・・」

「その先は、言わなくていい。」

「今日は帰るね。バイバイ。」

急いでドアを閉める。

私は、ずっと恭君のことが好きだった。大好きだった。

でも、恭君が好きなのは、今の私じゃない。あのころの、黒歴史と呼べるあの時の私が好きなんだ。

私は変わったから、昔の私を好きでいてくれたって、心が痛むだけなの。

今の私を好きになってほしくて、頑張ったのに。

ふっておいてあんなこと言うなんて。

恋じゃなくてなんて、友達としてなんて、私が傷つく言葉をぽんぽん言って。

本当はもう、会いたくない。でも責任はとらなきゃ。

いや、起きてないかもしれない。私が行ったときは目を覚まさないでいてほしいな。

・・・・そんなこと願う日が来るなんて。

明日から、友達として、か。