運命をさがして

姫菜乃ちゃんの恋が実るとき、私の恋は終わるんだ。

終わるっていうか本当に為すすべがないって感じかな。

「ごめん。」

恭君がいった。

・・・・・これは喜ぶべきことなのかな?

「・・・・うん。・・・・・帰るね。」

消え入りそうな声がかすかに聞こえて、ドアが閉まる。

・・・・・・・・・・・・私はどうしたらいいんだろう。

恭君の体の上に頭を載せて、しかも、恭君起きてるし。

そのままの体勢で悩んでいると、頭に置かれていた手が離れた。

「・・・・いつまでそうしとくつもり?」

あわてて体を起こす。

目が、あう。すぐそらす。

この前の告白の恥ずかしさと、申し訳なさで目を合わせられない。

でも、言わないと・・・・!

「恭くん・・・・!ごめんね。本当に・・・・。私があんなこと言ったせいでっ・・・・恭君はっしゅ、手術・・・・しないと・・・・私のせいで・・・・命までっ・・・・!」

ぼたぼたと涙がこぼれる。

「私・・・・なんでもするから。許してくれ、なん、て、いわない、けど・・・・ほんっ、とに・・・・責任・・・・とらせて・・・・」

突然、温かいものに包まれた。