「はぁ!?何言ってんの、バカ!?///」
私は、されたことなんかない告白に、わかりやすい動揺を起こす。
「テンパりすぎや。」
思わず突っ込まれた。
でも次の言葉に、私はもっと赤くなる。
「でも、本気だぞ。いつも見てたけど、美人だし優しいとこあるし素直で__…」
「それ以上言うなぁぁあ!恥ずかしい!!///」
赤面しなかったらおかしいくらいの言葉を言われて、思わず叫んだ。
そして自分の響く声にさらに赤面した。
唐突に考えたこと、それは…
『どうせいつもの私の日常を知らないから…知ったら多分嫌いになる、はず』。
「…じゃあ条件だ。」
「条件?」
私はこう言い放った。
「1週間…一緒にいても好きでいられたら、つ…付き合ってやる!///」
「え…?」
上杉が、ポカンと口を開けている。
でも試さないと、本当に好きかなんて、これじゃわからない。
これが私が出した条件。
こうして、私、"浅野沙耶華(あさのさやか)"と "上杉康太(うえすぎこうた)"との1週間が始まる。