少しだけ確信した。
私は…康太のこと、好きになってた。

いっときの迷いとかじゃないと思う。

本当に、私のことを思ってくれる。一途。そんな所に惹かれたんだ。


「康太…少し出よう」

「え?…あ、うん」

店長「またきてねー」

ガチャ…


「康太、明日、空いてる?」

「あー……ごめん。」
「そう…」

てことは、これが1週間で最後の日。

もし私が、「まだ好きだ」と言われたら…
いや、言われる。さっきまでの発言で当たり前に言われる。


それでも私が、康太をフッたら?

そりゃあ、気まずくなる。

あまり喋ることもなくなるだろうし、昼食も一緒には食べないだろう。


一緒に登校することも、帰ることもなくなる。

今まで通り、いつも通りの日常に戻る。


あれ…?


そんなの…やだよ。