ー体育館裏ー

そこでは、上杉が、真剣な顔で立っていた。

「おい上杉。何の用だ。決闘なら相手してやるが?」

ちょっと脅した口調で言ってみる。

「ち、違う!そんなつもりない!」
慌てて訂正しようとする上杉。

「じゃあ、何。」


「……お前が、好き。」

「は…?」

その口からは、予想外の言葉が飛び出してきた。