そして、2日目。

上杉の前に女子どもが群がる。


「上杉くぅーん、勉強教えて〜?」

「あ、私も〜♪」


すっかり忘れていたが、上杉はかなりの人気者だ。

優等生だし、その可愛い見た目に反して
力も強い(私は昨日知った)

それに、誰にでも優しいのだ。


そりゃあ私も、嫌いではないが。

キャーキャーー
「上杉くん、今度どこか遊びにいかない?」

「あー…ごめんね。俺、浅野一筋だから。」
そう言って私は、引き寄せられた。


え、私…!?