【浅野へ
体育館裏に来い。 上杉より】

私は、
靴箱に入っていた1枚の紙を読みながら廊下を歩く。

「体育館裏に来い…か。ったく上杉のやつ、いきなりなんなんだ?私を呼び出すなんて…」


ブツブツ独り言を言いながら歩いていた。が、ある結論に至った。

「まさか……



決闘?」

なんつーバカな考えだ、と思っただろう。いやだが、誰かが私を呼び出すなんて、それくらいのことしか考えられなかった。

いやでも、あいつに限って…

とは思ったが、とりあえず向かってみることにした。