家具は白で統一されて、まるでフローリングの床が別世界のようになっていた。
薄いピンクのカーテンに、淡いピンク、白、ミントグリーン。
彩乃のそのまんまのふんわりした落ちつきある部屋。
おまけにフローラルの香りも漂っていた。
the女の子の部屋だ。
他愛のない話をしていると、
「ねぇ、配信しよ?」
って言う。
「配信ってなんだ?」
「んー、ビデオ配信!」
「あー…?」
「とにかくっ、しよ?」
よくわからんが、まぁいっか。
「おう。」
彩乃は白いノートパソコンを開くと、カタカタカタと作動しアプリを開くき「配信」アイコンを押した。
パッと画面が変わりパソコンの内カメラから俺たちが画面に写った。
配信「スタート」を押す彩乃。
数秒もしないうちに、閲覧数が7人に変わった。
「おっ、7人…」と俺が呟くと同時に
「みなさん、こんにちは!今日も来てくれてありがとう。ゆっくりしていってね!」
と慣れた手つきで言った彩乃。
そうか前から彩乃は配信していたんだ、。とやっと気づいた。
“誰?隣のイケメン”
というコメントに、彩乃は
「こちら、私の彼氏です!」
って、紹介された。
その時にはもう閲覧数が170人だった。
画面にはコメントが絶えず流れていた。
“今日も来たよー”
“わこつ”
“可愛い♡”
“えっ、彼氏?www”
“俺のあやのがぁぁぁぁあwwwwww”
と、様々。
そしてもう一つわかったことは、彩乃は有名な配信者であること。
もう1分たった今ではもう、300人超えの閲覧数。
平日のこの夕方に…。



