NET ー WORLD




「やーね。アタシに惚れたからよっ!
それから何回も目が合っちゃあったんだからぁ!」


“怖ぇwww”

“絶対ビビるって”



「ふふっ、いつかあのイケメン店員と共演できたらいいわねぇ!まぁでも?私にはmyダーリンがいるからぁ♡」


と言い、「だーりん♡」と呼ぶ。


誰だ?だーりんって。



「あはっ、みんなだーりん♡あたしのリスナーこそ一番ね。」


なるほど…。
そ、そうか。

なんとなくではあるが、嬉しい気もする。



さて、次の配信者を見るか。

一応、と通知登録して退出する。
順位を確認すれば、
忘却の彼方、キルト、忘却の姫がベスト3だ。

と思っていた矢先、忘却の彼方の閲覧数をキルトが越え、1位となった。


…どうして、キルトなんだよ。
一体今はなにをしてるんだ。



気になってしまい、キルトの部屋をクリック。




すると、キルトの姿なくゴミが散らかった部屋だけが映っていた。

どこに行ったのかは、すぐにわかった。
コメントで、

“トイレ長くね?www”
“大か。”
“あー臭ぇ”

と。


キルトがトイレに行く最中にでも閲覧数は伸び、コメントも絶えない。


ミシ、ミシッ…ドンッ


パソコンから、足音が聞こえてきた。
帰ってきたのか。



「ふうー。かえっつきまふたー。」


予想通り、パソコン前に座り鬱陶しいくらいに顔を近づけるキルト。



“う〇こか?wwwwww”


「ふふ、でっかいうんこでふー。」


“きっめぇwww”