「僕達も楽しみにしてるよ。
ね?翔太。」
「うん。」
素っ気ない返事だけど,表情は柔らかかった。
「あ,少し2人で話してみたら?
姉弟になるんですもの,距離を縮めなさいよ。」
母からの提案に私は賛成した。
早く翔太君との心の距離は縮めたかった。
「翔太君は…いい?」
「大丈夫ですよ。」
____
私たちはお店を出て,近くの公園にやってきた。
「急に2人になって…,なんかごめんね?」
「いえ,大丈夫です。」
………。
なかなか会話が続かない。
見た目通りの性格をしてる。
「…すいません。会話続かないですよね。」
まるで私の心の中を見透かしたようなことを言ってくる翔太君。
「ううん,平気だよ!」
会話が続かなくとも,翔太君と過ごす無の空気は気まずくなかった。
