秘め恋



「り,理由は…特にない。」







言えるわけがないんだよ。



弟に__ 翔太君にドキドキしちゃうだなんて。











「傷ついちゃうよ。」






頬を叩いたのは間違いだった。







翔太君が私の頬を優しく撫でるんだもん。







「さ,触っちゃ…ダメ。」




思わず口に出してしまった言葉。








「どうして?」







どうして? なんて聞かないで。



これ以上,おかしな気持ちになりたくない。








自分の気持ちに変な違和感を感じちゃう。