秘め恋



「愛美ちゃん,お姉さんになるの?」



「はい!翔太君のお父さんと私のお母さんが再婚するんです。」







桜庭先輩になら,話してもいいかなって思った。






「そうなんだ〜。 翔太君,愛美ちゃんのことよろしくね。」



「よろしくねって,あなたは愛美さんの何なんですか?」









次は翔太君が桜庭先輩を睨む。







「何なのって,大事な後輩の先輩として言ってるだけだよ。」





なんだろう。


翔太君の目が笑ってないような気がする…。










「翔太〜! 早く行こうよ!!」







女の子が翔太君に話しかけたおかげで,場の空気が軽くなった。





「ごめん。今日は帰るわ。」


「え?! なんで…!!」





「気分悪い。」








そう言って,翔太君は女の子を置いてお店を出ていった。