秘め恋



「あ,あの,どこに付き合えばいいんですか?」


「最近出来たお店にちょっとね!」





爽やかな笑顔を見せる桜庭先輩。


さすが野球部って感じがする。





「私でいいんですか?」


「どうして?」


「い,いや…。」





まさか『どうして?』と返されるとは思っていなかった。


何と返していいか分からなくなるじゃん…。






____







着いたお店はクレープ屋さんだった。




女の子がたくさんいるお店。
この中に男の子なんて数人しかいない。




「俺,実は甘党でさ〜。
でも,なかなか1人で入れなくて。」



少し頬を赤くしながら話す先輩。




「ここのお店が出来たって聞いた時,どうしても行きたかったんだけど…。
俺,女友達いないし。 ってことで,愛美ちゃんを誘ったんだ。」



いやいやいや。
なんで私?




「愛美ちゃんとは面識あったじゃん?入学式の時。」





あ,あの一瞬で…?