秘め恋



「翔太君,いつから通うの?」

「来週からですって!手続きもあるみたいだしね。」






ルンルンしたオーラが母から出ていた。
よっぽど電話をしたことが嬉しかったのだろう。





こんなに楽しそうな母を見てると…,私も嬉しくなる。





「早く一緒に暮らせるといいね。」





私は満面の笑みで母にそう伝えた。



「そうね!」







____









「ちょ,愛美!
中学校の方に転校生がくるって知ってた?!」




電話が来た日から数日,中学校に転校生が来ることは高校でも噂になっていた。





「んー。」

「しかもね,その転校生君が相当なイケメンらしいよ!!!」




噂好きの親友 斉藤 瑞希 が私にそんなことを伝えてくる。



「そうなんだ〜。」


「ちょっとー,なんでそんな興味無さそうなのー?」


「別に…。」







なんか,翔太君が「イケメン」とかって言われてるのが複雑だった。

確かに翔太君の容姿は端麗で,人を惹きつける何かを感じる。
「姉弟」という関係で出逢わなかったら,きっと好きになってた…。