そろそろ料理に取りかかろうと思い、真琴くんの髪を撫でるのをやめ、キッチンに行こうとすると、 パシッと腕を掴まれた。 「え、」 反射的に振り返ると、 「……かーこ」 と、私の名前を呼びながら、ふにゃりと笑う真琴くんの姿があり目を思わず見開いてしまう。 ………なに、なにこの真琴くんは!! いつもと違うよ!!だって、目トロンとしてるし……!喋り方いつもと違うし……!! 「どうしちゃっ……ひゃあ!?」