プシュ、と音を鳴らしながら、缶が開けられる。


真琴くんが飲む度に、喉仏が動いていて、今更ながら、“男“なんだなと感じてしまう。



そんな私の視線に気付いたのか、



「なーに、見てんの?」



と、意地悪な笑みを浮かべているその顔にドキドキしちゃう私は、そうとう真琴くんに惚れ込んでいるんだと思う。







「真琴くーん、」



いつもだったら、「んー、」と優しく返事をしてくれるのに、今日はそれが返ってこない。