「も、もちろんだよっ!」


ポロポロと涙を溢しながら、首がとれるんじゃないかってくらいふる華湖。



「これからも隣にいてほしいのも、隣にいたいのも華湖だよ。


……絶対幸せにするから」



「っ、真琴くん、…」



俺は立ち上がって座っている華湖にキスを落とす。



……誓いのキス、みたい。恥ずかしいから華湖にはぜってー言わないけど。



「なんかこれ、誓いのキスみたいだね」


えへへ、と照れたように笑う華湖。

ほんと、華湖にはかなわない。



「私、すっごく幸せ。ありがと、真琴くん」



俺はこの笑顔をずっと隣で守っていきたいと思う。










「華湖、もし他の男に言い寄られたら結婚してるんでって言えよ」


「い、言うのに照れちゃうよ!結婚、だって言うの」


「じゃあ俺が、“俺の嫁にて出してんじゃねぇよ“って言った方がいい?」


「そっちの方が恥ずかしいよ!!」



Fin.