翌日、6時間目の学活。

私と瞬は前に立ち、劇についての細かいことを決めることになった。

「ストーリーは物語の通りでいいのですが……まぁ、アドリブを入れてもいいです」

「うっわ、雑だな~。台本は作ってくれよ?『鏡の精』さん♪」

「……いいぜ?『白雪姫』♪」

二人とも……低レベルだよ、その言い争い。

昨日、結局ハルは白雪姫、瞬はハルが無理やり鏡の精にして、凛は魔女、城田くんは小人。(身長的に“小人”じゃないけど)

そして、私はというと。