「小雨は・・・やられたのか?」

「ありえないわ。」

「・・・・・・。」

三人はナナと向き合った。
ナナは、もう息絶えた仲間や、瀕死状態の
仲間を見回し、

「あんたら・・・ずいぶん好き勝手
 やってくれたじゃねえか。」

と、ドスのきいた声で言った。

全身から黒いオーラが出ている。
そして、ターボライターを取り出し、
ガスボンベをかまえた。
狙いを三人に定める。

ナナは一言、

「散れ。」

と言うと、ガスボンベの前にライターを
構え、点火し、勢いよくガスを噴射した。

ライターの火はガスに引火し、
巨大な炎となって三人を襲った。