Pacifism Spy

「ニーナ、ありがとう。」

「うん、」

春夏と秋冬は信じられない
といったように目を見開いた。

今まで、春夏の幻術を見破ったものは
一人としていなかった。

「春夏の幻覚を見破るなんて・・・。」

「秋・・・。」

ニーナとサンナはスパイモードをオンにし、
春夏、秋冬と向かいあった。

「ニーナ、女の子のほう頼むよ。」

「・・・・・・。」

ニーナは無言で頷いた。

春夏はまた幻術をかけようとした。
しかし、

ーパチッ!-

「・・・っ!」

かすかな痛みが手に走った。
静電気のようだ。

ふと見ると、ニーナがものすごいスピードで
両手をこすり合わせた。

そして、

「痛っ!」

さっきよりも鋭い痛みが走り、
秋冬がそれに気づいた。

そして、声をかけようとした。