Pacifism Spy

ニーナは五歳になるまで暮らしていた
家の中にいた。

キョロキョロと辺りを見回し、
サンナを探す。

すると、大人の足音が近づいてきた。
そして、なんと継母が現れた。

「何してるの!早く働きなさい!」

「は、はい!」

ニーナは思わず返事をしてしまった。
その瞬間

ーパンッ!-

平手打ちがとんできた。

「言ったでしょ!喋るんじゃないわよ!」

ニーナは黙って家事を始めた。
まだ抜け出せていないトラウマの継母。

例えそれが春夏の幻覚であっても、
抵抗する力がニーナにはなかった。