「お兄ちゃん!」
一人目はナイフを片手に心配した様子の
女子中学生くらいの子、小雨だ。
「ここの部屋って・・・。サンゴ?」
二人目は戸惑った様子で部屋に入った瞬間
びっくりした。ナナだ。
「小雨?何で?」
「お兄ちゃんが・・・
危ないって思って・・・。」
小雨の第六感が働いたようだ。
「サンゴ・・・腕が・・・。」
「・・・ん。」
サンゴが無事な方の手で指差した方向には、
最早、ただの肉と骨の塊と化したサンゴの
右腕が転がっていた。元通りに縫合するのは
不可能だろう。
ナナは落ちていたテーブルクロスを拾い、
サンゴの止血を試みた。
しかし、テーブルクロスはあっという間に
血に染まっていく。
「輸血しなきゃ!すぐにでも!」
「・・・・・・・。」
サンゴは黙って首を横に振った。
そして立ち上がり、戦おうとする。
「駄目だサンゴ!死んじゃう!」
ナナはスパイモードが半分オンのまま
止めていた。
「お兄ちゃん・・・その手・・・。」
小雨は、不自然な方向を向いている豪雨の
両手首を愕然として見つめた。
「ああ、あの女・・・。
これじゃ爆弾も使えねえ。」
豪雨は忌々しげにサンゴを睨みつけた。
「大丈夫だよ。私が護ってあげる。」
小雨はそういうと、ナイフを握り締め、
サンゴとナナを正面から睨みつけた。
一人目はナイフを片手に心配した様子の
女子中学生くらいの子、小雨だ。
「ここの部屋って・・・。サンゴ?」
二人目は戸惑った様子で部屋に入った瞬間
びっくりした。ナナだ。
「小雨?何で?」
「お兄ちゃんが・・・
危ないって思って・・・。」
小雨の第六感が働いたようだ。
「サンゴ・・・腕が・・・。」
「・・・ん。」
サンゴが無事な方の手で指差した方向には、
最早、ただの肉と骨の塊と化したサンゴの
右腕が転がっていた。元通りに縫合するのは
不可能だろう。
ナナは落ちていたテーブルクロスを拾い、
サンゴの止血を試みた。
しかし、テーブルクロスはあっという間に
血に染まっていく。
「輸血しなきゃ!すぐにでも!」
「・・・・・・・。」
サンゴは黙って首を横に振った。
そして立ち上がり、戦おうとする。
「駄目だサンゴ!死んじゃう!」
ナナはスパイモードが半分オンのまま
止めていた。
「お兄ちゃん・・・その手・・・。」
小雨は、不自然な方向を向いている豪雨の
両手首を愕然として見つめた。
「ああ、あの女・・・。
これじゃ爆弾も使えねえ。」
豪雨は忌々しげにサンゴを睨みつけた。
「大丈夫だよ。私が護ってあげる。」
小雨はそういうと、ナイフを握り締め、
サンゴとナナを正面から睨みつけた。
