Pacifism Spy

「鬼ごっこはおしまい?」

春雨は糸を出しながら聞いた。

「ええ、そうね。」

レイナはトランプを数枚取り出しながら言った。

「もう逃げないわよ。」

サヤもそう言い、鎖を構えた。

沈黙が続く・・・

と、突然


ーヒュッー


風を切る音とともに、
レイナがトランプを投げた。

トランプは春雨の右手に刺さった!

「・・・ッ!」

春雨は、まさかトランプが刺さるとは
思ってなかったらしい。

予想以上の痛みに
気が反れた。

その瞬間に、サヤが鎖を投げた。
鎖は蛇のように春雨に巻きついた。

「くっ・・・」

春雨は悔しさと諦めの
入り混じった表情で
二人をにらみつけた。