「待たせたな時雨。
今度はこっちの番だ。」
「あ・・・?」
イチゴはポケットに手を突っ込み、
ヨーヨーを取り出した。
時雨は一瞬呆けた。
しかし、
「はっ!馬鹿かよ!そんなんでどう
俺を殺るつもりだ?あ?」
どなった。
しかしイチゴは言い返す。
「あのなぁ、こっちは平和主義だぞ?
あからさまに危ないもん
持ち歩くわけねえよ!
だからな・・・」
イチゴはヨーヨーの中心を
ぐっと押した。
するとヨーヨー本体の四ヶ所から
刃が飛び出て、手裏剣のような
ヨーヨーができた。
「こうするんだよ!」
イチゴは両手にヨーヨーを持ち、
突進してきた。
時雨は頃合を見てバットを振った。
イチゴはぎりぎりで避け、
ヨーヨーを投げる。
しかし時雨はもう体勢を整え、
飛んできたヨーヨーを
野球のようにバットで打つ。
カキーン!という音がして、
ヨーヨーはホームランのように
飛んでいった。
イチゴはもう片方のヨーヨーを投げ、
退く時間を作った。
飛んでいったヨーヨーはちゃんと
糸が付いていたので戻ってきた。
その後もイチゴは防戦するだけだった。
しかし、しばらくすると
時雨に疲れが出てきた。
強度と殺傷力を重視して作られた
釘バットは、長時間振り回すには
重いのだ。
イチゴはヨーヨーだ。
バットをかわして、一時間とはいえ
まだ十分に動ける。
そのうち、時雨がバットを振ってから
体勢を立て直すまでの時間が
長くなってきた。
そして、ついにイチゴが攻めに転じた。
バットを避け、間髪入れずに
ヨーヨーを投げた。
「なっ・・・!」
時雨は何とか避けたが少し掠った。
さらに戻ってきたヨーヨーは、
ーザシュ!-
「ぐっ・・・!」
ものの見事に時雨の腕に
深い傷を負わせた。そして、
「終わりだ!」
イチゴはもう一方のヨーヨーを
時雨の腹部に投げつけた。
「ぐはっ・・・!」
時雨の負けは見えていた。
利き腕は使い物にならず、
腹部からはドクドクと血が流れている。
「ち・・・く、しょ・・・。」
イチゴはそう吐き捨てる
時雨を見ていた。
そして、ポツリと呟いた。
「ごめんな。けど、やっぱり・・・。」
時雨は近づいてくるイチゴを目の前に、
意識を失ってしまった。
今度はこっちの番だ。」
「あ・・・?」
イチゴはポケットに手を突っ込み、
ヨーヨーを取り出した。
時雨は一瞬呆けた。
しかし、
「はっ!馬鹿かよ!そんなんでどう
俺を殺るつもりだ?あ?」
どなった。
しかしイチゴは言い返す。
「あのなぁ、こっちは平和主義だぞ?
あからさまに危ないもん
持ち歩くわけねえよ!
だからな・・・」
イチゴはヨーヨーの中心を
ぐっと押した。
するとヨーヨー本体の四ヶ所から
刃が飛び出て、手裏剣のような
ヨーヨーができた。
「こうするんだよ!」
イチゴは両手にヨーヨーを持ち、
突進してきた。
時雨は頃合を見てバットを振った。
イチゴはぎりぎりで避け、
ヨーヨーを投げる。
しかし時雨はもう体勢を整え、
飛んできたヨーヨーを
野球のようにバットで打つ。
カキーン!という音がして、
ヨーヨーはホームランのように
飛んでいった。
イチゴはもう片方のヨーヨーを投げ、
退く時間を作った。
飛んでいったヨーヨーはちゃんと
糸が付いていたので戻ってきた。
その後もイチゴは防戦するだけだった。
しかし、しばらくすると
時雨に疲れが出てきた。
強度と殺傷力を重視して作られた
釘バットは、長時間振り回すには
重いのだ。
イチゴはヨーヨーだ。
バットをかわして、一時間とはいえ
まだ十分に動ける。
そのうち、時雨がバットを振ってから
体勢を立て直すまでの時間が
長くなってきた。
そして、ついにイチゴが攻めに転じた。
バットを避け、間髪入れずに
ヨーヨーを投げた。
「なっ・・・!」
時雨は何とか避けたが少し掠った。
さらに戻ってきたヨーヨーは、
ーザシュ!-
「ぐっ・・・!」
ものの見事に時雨の腕に
深い傷を負わせた。そして、
「終わりだ!」
イチゴはもう一方のヨーヨーを
時雨の腹部に投げつけた。
「ぐはっ・・・!」
時雨の負けは見えていた。
利き腕は使い物にならず、
腹部からはドクドクと血が流れている。
「ち・・・く、しょ・・・。」
イチゴはそう吐き捨てる
時雨を見ていた。
そして、ポツリと呟いた。
「ごめんな。けど、やっぱり・・・。」
時雨は近づいてくるイチゴを目の前に、
意識を失ってしまった。
