Pacifism Spy

霜降は自分の目の前の
肉料理に思い切りナイフを突き立てた。

「失敗は許されない。霙。」

「分かってる。今までで最高の策を
 考えるわ。明日になったら伝える。」

霙はそういうと席を立ち、
去っていった。

「んじゃ、俺も休むよ。」

時雨がそう言い、欠伸とともに
席を立ち、部屋へ向かった。
もちろん、愛用のバットも忘れずに。


「くっくっくっ。楽しみだぜ。」

霧雨はそのまま霧になり、消えた。


「糸の調整しなきゃ。」

春雨もそういうと出て行った。


「さて、と。俺も行くな。
 体力は作っとかねえと。」

秋雨もペットボトルの水を
飲みながら歩いていった。


「もうすぐナナに借りを返せるわ。」

小雨もそういいながら走っていった。


「ケッ!どいつもこいつも。」

豪雨はそういいながらも
まんざらでもない様子で去った。

「「おやすみ」」

春夏と秋冬もそういい、出て行った。


霜降は一人で食事を済ませ、
自室へと向かった。

「待っていろよ、レイ。」

そういうと、残った赤い目を
ぎらつかせた。