残された平和主義スパイの
四人は三秒後に事の重大さを知り、
大慌てで走り去った。
というわけで、
イチゴがスイッチを踏んづけてから
一分後、無人となった
核シェルター内では、大爆発が起きた。
戦闘主義スパイは
大きな国の依頼に失敗したことで
信用はガタ落ちになった。
霜降はなんとか信用を回復させようと、
数少ない依頼の中から
もっとも難しい物を選んだ。
一気に元の信頼を
取り戻そうと思ったのだ。
その依頼とは、
ある国の軍隊を全滅させることだった。
その数およそ二千人。
たいして難しくないはずだった。
霜降を始めとする全員が
参加したのだから。
しかし、そこでも大勢の
平和主義スパイが立ちはだかった。
そのせいでまたも失敗し、
それから依頼と呼べるような依頼は
ぱったりと途絶えてしまった。
仕方なく、それから入ってくる依頼は
どんなに報酬が少なくとも、
自分たちの決まりに反していても
やることになった。
そうでもしなければ
食べていけないからだ。
平和主義スパイとは、
それ以来衝突はしていない。
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四人は三秒後に事の重大さを知り、
大慌てで走り去った。
というわけで、
イチゴがスイッチを踏んづけてから
一分後、無人となった
核シェルター内では、大爆発が起きた。
戦闘主義スパイは
大きな国の依頼に失敗したことで
信用はガタ落ちになった。
霜降はなんとか信用を回復させようと、
数少ない依頼の中から
もっとも難しい物を選んだ。
一気に元の信頼を
取り戻そうと思ったのだ。
その依頼とは、
ある国の軍隊を全滅させることだった。
その数およそ二千人。
たいして難しくないはずだった。
霜降を始めとする全員が
参加したのだから。
しかし、そこでも大勢の
平和主義スパイが立ちはだかった。
そのせいでまたも失敗し、
それから依頼と呼べるような依頼は
ぱったりと途絶えてしまった。
仕方なく、それから入ってくる依頼は
どんなに報酬が少なくとも、
自分たちの決まりに反していても
やることになった。
そうでもしなければ
食べていけないからだ。
平和主義スパイとは、
それ以来衝突はしていない。
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