二人はいつも一緒に任務をするのだが、
今回は分かれることにした。
三百人もの世界中にいる人を
集めるのには少なくとも三日はかかる。
そこで、ニーナは姉のように好いている
レイナ(07)とナナ(77)に
連絡した。
使うのは専用の無線だ。
世界中どこにいても繋がるうえに
絶対盗聴されない。
「・・・07・・・77・・・と。
もしもし?レイナ、ナナ、
出来るだけ早く来て。」
「「了解。」」
盗聴されないといっても
念のため、会話は短い。
大体の時間や場所も口にしない。
どうしても伝えたい場合は暗号を使う。
その暗号も不定期に
コロコロと変わるのだ。
レイナはモデルの仕事をしている。
かなりの売れっ子で、
ドラマにも出演したことがある。
そのため、テレビ局の人にも顔がきく。
なので、同じ職場の人や、
テレビ局の仲間には
間違いなく伝わるはずだ。
ナナは十五歳で中学三年だが、
あいにくナナの通っている中学校には、
ナナのほかにスパイはいない。
ニーナは無線を取り出した。
見た目は携帯電話そっくりだ。
そして、数ある機能の中から
【人数】という項目を選んだ。
組織内の人数が分かるのだ。
「二百六十五人。」
つまり、あと三十五人集めるということだ。
今回は分かれることにした。
三百人もの世界中にいる人を
集めるのには少なくとも三日はかかる。
そこで、ニーナは姉のように好いている
レイナ(07)とナナ(77)に
連絡した。
使うのは専用の無線だ。
世界中どこにいても繋がるうえに
絶対盗聴されない。
「・・・07・・・77・・・と。
もしもし?レイナ、ナナ、
出来るだけ早く来て。」
「「了解。」」
盗聴されないといっても
念のため、会話は短い。
大体の時間や場所も口にしない。
どうしても伝えたい場合は暗号を使う。
その暗号も不定期に
コロコロと変わるのだ。
レイナはモデルの仕事をしている。
かなりの売れっ子で、
ドラマにも出演したことがある。
そのため、テレビ局の人にも顔がきく。
なので、同じ職場の人や、
テレビ局の仲間には
間違いなく伝わるはずだ。
ナナは十五歳で中学三年だが、
あいにくナナの通っている中学校には、
ナナのほかにスパイはいない。
ニーナは無線を取り出した。
見た目は携帯電話そっくりだ。
そして、数ある機能の中から
【人数】という項目を選んだ。
組織内の人数が分かるのだ。
「二百六十五人。」
つまり、あと三十五人集めるということだ。
