Pacifism Spy

起き上がりたい、すぐにでも起き上がり、
歩きたいのに、体が言うことを
聞いてくれない。

(ここまできて・・・。)

豪雨は自分を叱咤した。
ここで諦めるのか?
諦めたら妹はどうなる?
自分だけならまだしも妹も道連れにするのか?

そんなことは出来ないだろう!

そのとき、

ーポタッー

なにか水のようなものが顔に当たった。

外か?脱出したのか?

そのとき、

ーポタポタッー

まただ、続いて声もした。

「ばか者が・・・
 まだこんなところにいたか。」

それと同時に豪雨は誰かに担がれた。
すぐ隣を小雨も担がれていく。

(助かった・・・!)

豪雨はそこで気を失った。