Pacifism Spy

「・・・あ。」

「うそだろ?」

二人のつぶやきと同時にすごい爆発音がした。
続いてきた大きな揺れに小雨がバランスを
崩しひっくり返った。

「小雨!」

小雨は頭を打ったらしく、動かない。
豪雨は腹を括った。
何とか小雨を背負い、歩き出した。

小雨が落ちないように体をほぼ九十度に
折り曲げ、振動を与えないように
しなければならない。

五体満足なら小雨をしっかり背負い、
走ることも出来た。しかし、今は無理だ。

両手は使えないので小雨をしっかり
背負うことは出来ない。
足も、片方挫いているので、
今無茶をすればどうなるか・・・。