Pacifism Spy

サンゴの拳に血が滲んだが、
それ以上の価値があった。

入り口をふさいでいた岩にひびが入り、
ガラガラと崩れたのだ。

サンゴは怒りが収まらず、イチゴを掴み、
出入り口へ放り出した。
時雨も同じようにした。

そこでサンゴはようやく正気に戻った。
そして、あわてて外へと走っていった。