Pacifism Spy

「・・・イチゴ。」

「サンゴ!」

サンゴは無事、意識を取り戻した。
歩行も出来ている。

「なんなの?いったい何が・・・?」

「話はあとだ。」

イチゴはこの中で相変わらず落ち着いている
時雨を乱暴に揺すり問いただした。

「おまえ知ってるだろ!なんなんだよ?」

時雨はくっくっと笑いながら答えた。

「豪雨の爆弾だな。」

イチゴは一瞬たじろいだがすぐに決断した。

「サンゴ!スパイモードオンだ!」

「・・・ん。」

イチゴは時雨を見下ろし、一発殴った。
時雨は再びぐったりとなった。
ただ、今度は気絶している。