湊斗があたしに怪訝そうな視線を送ってきた。
まるで昨日、あたしが盗撮してきた湊斗に送っていた視線と同じだ。
ダメダメ、あたしの悪い癖だ。
考えすぎて思考回路がめちゃくちゃになるところ、直さねば。
「安心しろ、さすがにそうめんのエサは食わねーよ誰も」
「だ、だよね……」
なら良かったと言わんばかりのタイミングで、予鈴が鳴った。
あたしは急いで湊斗に別れを告げ、教室に戻った。
……帰ったら、内宮先生に何か言われても、夕ご飯は作ろせてもらおう。
ていうか、先生が来る前にあたしが作っておこう。
湊斗の言葉が嬉しかったから、そう決めた。



